スナック横丁が訪れ、紹介させて頂いているお店はどれもド派手でもなく、かといって地味でもない。昔ながらの良さを活かしたお店が数多くあります。気づけばカウンター越しに今日あった出来事を話してたり、知らない誰かと意気投合してたり。そんな「ゆるい非日常」のお供にぴったりなのが焼酎です。
派手さはないけど、どこか懐が深い。今日はそんな焼酎の楽しみ方を、スナック仕様で4つ紹介します。最後には、焼酎愛がじんわり滲むまとめも添えて。
1. 水割り:おしゃべりのおともに最適!
焼酎を水で割る――ただそれだけで、こんなに優しくなるの?ってくらいまろやかになります。氷をカランと入れて、ママが「濃いのが好き?」なんて聞きながら作ってくれる水割り。実はその濃さの塩梅に、その夜の“距離感”がにじんでたりするんです。
たとえば、ちょっと濃いめの水割りが出てきたら、「今日は飲みたい気分なのね」って読まれてるかも?なんて思ってしまうのも、スナックの魔力です。
2. お湯割り:心と体がほぐれていく
寒い夜や、なんとなく気持ちが冷えた日に頼みたくなるのが、お湯割り。お湯を先に注いでから焼酎をそっと入れると、ふわ~っと香りが立ちのぼって、なんとも癒されます。
「先にお湯ね!」なんて注文してると、ちょっとツウっぽくて気分も上がる。湯気越しにママの顔がぼんやり見える頃には、なんだか肩の力も抜けて「今日さあ…」と、ぽろっと愚痴が出たりするんですよね。お湯割りって、本当不思議な安心感があるんです。一粒梅干しを入れ、押しつぶして飲むと疲労感も軽減されますよ。
3. ロック:自分だけのペースを守りたい夜に
氷が入ったグラスに焼酎を注ぐだけ。これがロック。シンプルだけど、味わいはどこか男前。芋焼酎なんかだと、香りもガツンときて、「うぉっ…」なんて一口目で目が覚めることもあります。
でもその分、ゆっくりと氷が溶けていくにつれて味が変わっていくんです。その過程をひとり楽しむもよし、隣の方の話をBGMに耳だけ傾けるもよし。ロックには、自分の時間を大事にできる自由さがあります。
4. 前割り:知る人ぞ知る通の世界
もし、常連になってきたら、ぜひ挑戦してほしいのが「前割り」。焼酎と水をあらかじめ混ぜて、1日以上寝かせておくスタイルです。え、それだけ?って思うかもしれませんが、これが驚くほどまろやかになるんです。
スナックで「前割りできます?」と聞くと、ちょっと珍しがられるかもしれませんが、仲良くなった店ならやってくれるかも。そんなときは「わかってるねぇ」とママから一目置かれる可能性も。ちょっと通ぶりたい夜に、ぜひ。
まとめ:焼酎ってじんわり沁みるんです
焼酎ってね、派手ではないですがじわじわ効いてくる。喉を通って、胃に落ちて、気づけば身体中があったかくなる。お湯割りにした夜なんて、まるで内臓に毛布をかけてもらったような気分です。
スナックのやさしい灯りの中で、焼酎をちびちび飲みながら、今日のことを誰かにぽつりぽつり話す。笑っても、泣いても、何も話さなくても、なんか救われる夜がある。そんなとき、グラスの中で氷がカランと鳴る音だけが、やけに沁みたりするんです。
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