スナックと聞くと、まず思い浮かぶのはカラオケやママとの会話かもしれません。でも、実はもうひとつ欠かせない存在があります。それが「割材(わりざい)」です。ボトルキープしたウイスキーや焼酎を、自分の好みに合わせて楽しめるのがスナックの醍醐味。そのお手伝いをしてくれるのが、さまざまな割材たちなのです。
今回は、スナックでよく使われる代表的な割材を4つご紹介しながら、その魅力についてゆるやかに掘り下げてみたいと思います。
「とりあえず水割りで」〜定番のミネラルウォーター〜
まず最初にご紹介するのは、定番中の定番、ミネラルウォーターです。焼酎やウイスキーを水で割る「水割り」は、スナックでも広く親しまれているスタイルです。中でも軟水が好まれ、お酒の角をやわらかくして、まろやかな口当たりにしてくれます。
冷水、お湯、常温と、お酒の種類や気分によって使い分けられるのもポイントです。飲みやすく、長時間の滞在でもゆったり楽しめるので、お酒に強くない方にも安心です。
「シュワッと爽快に」〜炭酸水(ソーダ)〜
ちょっと気分をリフレッシュしたい夜には、炭酸水で割るスタイルが人気です。ウイスキーならハイボール、焼酎ならソーダ割りが定番ですね。炭酸の泡が口の中で弾けることで、軽やかで飲みやすい一杯になります。
氷をたっぷり入れたグラスに注いだ炭酸割りは、見た目にも涼しげで爽快感たっぷり。レモンを添えれば、香りも華やかに。カロリーが控えめなのも嬉しいところで、「今日はちょっとセーブしたいな」というときにもぴったりです。
「さっぱりフルーティーに」〜柑橘系ジュース〜
焼酎やウォッカなどに合うのが、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系ジュースです。酸味と香りが加わることで、さっぱりとした飲み口になり、気分も明るくなります。
特にグレープフルーツジュースは、ほどよい苦味がアクセントになり、大人っぽい味わいに。お店によっては、生の果実をその場で搾ってくれるところもあり、ちょっとした贅沢感も味わえます。女性のお客さまにも人気のある割り方です。
「ちょっと変わり種も楽しめます」〜お茶・カルピスなど〜
スナックでは、ウーロン茶や緑茶、そしてちょっと意外かもしれませんが、カルピスなどの甘い飲み物も割材として登場します。ウーロンハイや緑茶ハイはすっきりと飲みやすく、焼酎との相性も抜群です。
一方、カルピス割りはどこか懐かしさがあり、甘みがあるぶん、アルコールの刺激をやわらげてくれます。お酒があまり得意でない方や、ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
まとめ:割材には、スナックの思いやりが詰まっています
割材は、ただお酒を薄めるためのものではありません。その日の気分や、お客さま一人ひとりの好みに合わせて、最適な選択肢をそっと差し出してくれる、スナックならではの気遣いが感じられる存在です。
「今日はどれで割りますか?」というやさしい一言に、ママやスタッフの心配りがにじみ出ています。割材のバリエーションは、お店の個性やおもてなしの心を映す鏡でもあるのです。
次にスナックを訪れたときは、ぜひグラスの中の割材にも少し注目してみてください。そこには、スナック文化の奥深さと、誰かのやさしい気持ちが、そっと注がれているかもしれません。
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