スナックのママの1日って皆さん気になりますよね?ルーティン動画を日常見る様になった現代だからこそ、笑顔の裏にある知られざる努力とプロ意識についてまとめてみました。とあるママの話なので予めご了承ください。
一日のスタートは午後から
ママの一日は、時間に静かに始まる。家掃除から事務処理をこなし、「15時にご飯を食べるのが一番ちゃんとした食事かも」なんて笑いながら、食べたいものをしっかりと食べて“朝ごはん”を済ませる。
スマートフォンやパソコン、新聞やテレビでニュースをチェックしたり、常連さんのSNSを見たり。それも立派な“仕事の準備”。先々のスケジュールを立てたり、次のイベントの企画を考えたり。お酒も仕入れしたりでママに取っては大事な準備の時間です。
世間の流れやお客さんの様子を知っておくことが、夜の会話に活きてくることも。引き出しの多さにびっくりすること間違いなし!ママって知恵袋だなと思います。
開店前の地味で丁寧なルーティン
夕方ごろから、ママは一人で静かに準備を始める。氷を確認し、グラスを磨き、おしぼりを巻き直す。開店準備に追われて間に合わない!どうしよ!ってことも。(そういう時はメッセージ等でお客様に慌てて連絡来ることも。お客様はクスッと笑ってくださるので助かります)
一見地味な作業ばかりだけど、どれも欠かせない大切なルーティンですね。「ちゃんとやってるわよ〜?」と笑いながらも、その手つきは職人そのもの。開店前にいらしたお客様にも「寒いから中に入って!」と一声かける。
この小さな積み重ねが、心地よい夜をつくる土台になっているなと感じました。筆者だったらまだ完璧な状態じゃないのに!って思う事もありますが、そこもご愛嬌なのかなと。
“空気を読む”プロとしての夜の本番
開店は18〜20時が一般的。お客さんが増えてくるのは20時過ぎ。会社帰りのサラリーマン、一人飲みの女性、地元の常連、はじめましての方。今日いらっしゃる方々の情報をスタッフで共有して席の配置も配慮しています。
ママは相手の表情を見て、その日の“距離感”を瞬時に見極める。疲れていそうな人には静かにお酒を出し、いじっても平気そうな人には遠慮なくツッコミを入れる。
その会話のさじ加減は、まさにプロの技。たった数時間の接客でも、全神経を使って人と向き合っている。料理をしながら、お酒を作りながら全体をよく見て動かしています。
筆者は目の前の仕事に集中すると周りが見えにくくなるタイプですが、周りを見渡しながら仕事出来るのはスーパープレーヤー!毎度新しい発見があります。
閉店後に始まる、ママの裏仕事
閉店後も、ママの仕事は終わらない。売上チェック、備品の確認、グラスの片付け——
酔いが残っていても、手を抜けない仕事がそこにある。気づけば、外は明るくなっていることも。
「気絶するように寝るって、こういうことよ」と笑うけれど、その一言には、全力を出し切った人にしか出せない余韻がある。
笑顔の裏にある、スナックのママという生き方
ママの一日は、長くて地味で、とても濃い。カウンターで過ごす数時間のために、その前後で積み重ねられる準備と片付け。
ただお酒を出しているだけじゃない。場を整え、人を迎え、心を癒す——そのすべてに愛がある。
「ママがいてよかった」その一言のために、今日もママは立ち続ける。その姿は、誰よりもプロフェッショナルで、誰よりも温かい。
今夜もどこかで、ママがグラスを磨きながら言う。
「おかえり、今日も一杯どうぞ。」
これからも様々なカタチで頑張るママを応援しましょう!
スナック女子 五十嵐監修「スナック入門ツアー」予約受付中!
全国850軒のスナックの扉を開きスナックを誰よりも知り尽くすスナ女 五十嵐が監修したスナックデビュー後押し企画「スナック入門ツアー」を都内新橋にて展開中!本ツアーでは、五十嵐が一押しする厳選スナックにお連れするだけではなく、スナックガイドによるスナック入門講座やスナックミッションなど、初体験も安心して楽しめるコンテンツが充実!今すぐチェックしてね。
新たな人との出会い! スナックで歌う一体感!ママとの会話!