カウンター越しで見たウイスキーの魅力

近ごろは健康志向の高まりから、お酒を控える方も増えてきましたよね。でもそんな流れの中でも、ひそかに、でも確実にファンを増やしているのが「ジャパニーズウイスキー」。その繊細な味わいと美しいボトルデザインは、いまや世界中のバーやレストランで注目の的。もちろん、日本のスナックのカウンターでも、ジャパニーズウイスキーの魅力にハマるお客さんがじわじわと増えているんです。旅行に行ったらお土産としても選ばれるウイスキー。観光地の1つとして蔵見学を行うメーカーもたくさんあります！

スナックで味わう、ジャパニーズウイスキーの奥深さ

スナックは気取らずにお酒を楽しめる場所。ママや常連さんとの会話の中で「これ、おいしいから飲んでみて」と出される一杯のウイスキーが、思いがけず新しい世界の入り口になることもあります。とくにジャパニーズウイスキーは、まろやかで優しい口当たりのものが多く、スナックのリラックスした空気と相性抜群。初めて飲む方でも、自然とその魅力に引き込まれていきます。普段手が届かないお酒も楽しめるからこそ、ついつい飲み過ぎてしまいますよね。

人気絶好調のジャパニーズウイスキー

ハイボール人気が、スナックにも追い風に

最近では、ウイスキーを炭酸水で割った「ハイボール」が若い世代を中心にブームになっていますよね。スナックでも「ウイスキーって重たいと思ってたけど、ハイボールなら飲みやすいね」なんて声がよく聞こえてきます。たとえば山崎や白州といった銘柄でつくるハイボールは、香り高くてすっきりとした味わい。食事やおつまみとの相性もよく、スナックでの“とりあえず一杯目”にも選ばれるお酒の1つだと感じます。慣れてくるとストレートやロックでしっぽりと飲むことも。大人な飲み方はいつの時代も真似してみたいものです。

会話のきっかけになる、ウイスキーのストーリー

スナックの魅力のひとつは、やっぱり「会話」ですよね。ジャパニーズウイスキーには、1本1本に造り手の想いやストーリーがあります。「このウイスキー、北海道の蒸留所でつくられてるんだって」「これは限定ボトルで、もう手に入らないらしいよ」なんて、ボトルを囲んで話す時間は、お酒の味わいをさらに深くしてくれます。会話を楽しむ場所だからこそ、ジャパニーズウイスキーはスナックにぴったりのお酒なんです。

地元の一本に出会える、スナックの魅力

最近では、地方にも個性的な蒸留所がどんどん増えていて、地元産のジャパニーズウイスキーに出会えるチャンスが広がっています。スナックは、そうした“地元の一本”に触れられる場所でもあります。「この町にもウイスキー造ってるところあるんだよ」なんて、地元の常連さんが教えてくれることも。観光で訪れた先のスナックで、思いがけないウイスキーとの出会いが待っているかもしれません。

ウイスキーを通して広がる、人と人とのつながり

スナックのカウンターには、年齢も職業も違う人たちが自然と集まります。そんな場所でジャパニーズウイスキーを囲むと、不思議と会話が弾みます。「そのウイスキー、美味しそうですね」「一口もらっていいですか？」——気づけば、知らない誰かと笑い合っている。ウイスキーは、お酒であると同時に、人と人とをつなぐ“コミュニケーションツール”でもあるのです。

世界中で評価されるようになったジャパニーズウイスキー。でも、その魅力をもっと身近に、もっとあたたかく感じられるのが、スナックという場所です。ママの優しいひと言や、常連さんとの会話のなかで出会う一杯は、ただの“お酒”以上の意味を持ってくれるはず。次にスナックを訪れたときには、ぜひカウンター越しに「おすすめのウイスキー、ありますか？」と聞いてみてください。きっと、新しいお気に入りが見つかるはずです。