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野毛飲みを知ろう!

近年メディアでも多く取り上げられている「横浜・野毛エリア」。YouTubeなどの媒体でも多くの方が紹介しており、今や観光地の1つされています。そんな「野毛」について改めてまとめてみました。

野毛のはじまり:港町横浜の裏手に生まれた下町文化

野毛エリアは、横浜市中区に位置し、みなとみらい地区や桜木町駅のすぐ裏手に広がる下町情緒あふれる地域です。野毛の歴史は、1859年の横浜開港と深く関係しています。港の整備が進む一方、外国人の居留地や商業エリアが栄える中で、野毛はその裏側にあたる労働者や商人たちの生活の場として発展していきました。特に昭和初期には「野毛都(のげみやこ)」と呼ばれるほどの繁華街として賑わい、劇場、寄席、飲食店が軒を連ねる娯楽の街となります。戦後は闇市の名残もあり、雑多で人間味あふれる雰囲気が醸成され、野毛は横浜の“裏の顔”として市民に親しまれてきました。

 

昭和の香りと酒場文化の継承

野毛と言えば、やはり外せないのが「酒場文化」です。路地裏に広がる立ち飲み屋や老舗の居酒屋、焼鳥屋、スナックなどは、今なお昭和の面影を色濃く残しています。カウンター越しに大将と語らいながら飲む一杯、常連同士の気さくなやりとり、どこか懐かしい赤ちょうちんの灯り。それらは、都市の再開発が進む中でも変わらぬ野毛の魅力です。店によっては60年以上続く老舗もあり、親子三代で通う常連客も珍しくありません。近年はこのノスタルジックな雰囲気が若者や観光客の心をつかみ、新しい層も野毛の酒場文化に惹かれています。また、インバウンド需要も高く連日観光客が訪れており、非常に活気のある街です。

新しい風:若手オーナーとカルチャーの融合

一方で、野毛には新しいトレンドも確実に根付き始めています。クラフトビール専門のバー、ビストロ、音楽イベントを開催するカフェバー、さらにはアートギャラリーを併設した空間まで、多様なジャンルの店が次々とオープン。若手の店主やクリエイターたちが、野毛ならではの雑多な雰囲気をうまく活かしながら、新しいカルチャーを持ち込んでいます。古い建物をリノベーションした店も多く、野毛のレトロさと現代的センスが絶妙に融合した空間が人気です。こうした動きは、単なる観光地化ではなく、“生きた街”としての野毛を再構築しようとする意志の表れとも言えるでしょう。

 

地元と観光が交差する交差点

桜木町駅やみなとみらい21地区に隣接している立地から、野毛は「地元民の生活圏」でありながら「観光客の寄り道スポット」としての顔も持ちます。週末には県外からの観光客や外国人観光客も多く、ガイドブックやSNSで「ディープな横浜体験」として紹介されることも増えてきました。一方で、平日の昼下がりには常連のお年寄りが将棋を指す喫茶店があり、野毛山動物園では家族連れが憩う姿も見られます。このように、世代も文化も入り混じる風景が野毛の大きな特徴であり、居心地のよさにつながっているのです。

まとめ:変わりゆく中で、変わらないもの

野毛は、時代とともに変化し続けるエリアです。開港以来、娯楽の街、酒場の街として愛されてきた野毛は、いま再び若い力によって新たな息吹を吹き込まれています。しかし、どんなに時代が変わっても、人と人とが近い距離で交わり、日常の延長に小さなドラマが生まれる「野毛らしさ」は決して失われていません。ここには、観光でも日常でもない“第三の横浜”が存在します。歴史と今が共存する野毛を、ぜひ一度、自分の足で歩いて体験してみてください。

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