夜の街にあるスナックは、大人たちが集い語らう少し特別な場所という印象があります。しかし漫画やアニメ、ゲームの中では、笑いや人情、時にはドラマを生む舞台として多彩に描かれています。今回は、そんな「スナック」が印象的に登場する作品を3つ取り上げ、物語の魅力や、実在の店舗をモデルにした場合はその情報もあわせてご紹介します。
『スナックバス江』📕
北海道・札幌市北24条にある場末のスナック「スナックバス江」を舞台に、ママとチーママ、個性豊かな常連客たちのユルい会話や日常のズレをギャグで描いた漫画です。『週刊ヤングジャンプ』で連載され、アニメ化も果たし、リアルな場末の空気感が好評を博しています。
この作品に登場するスナックは架空の店舗ですが、作者の近所のスナックの雰囲気を反映して描かれているとされ、実在のスナックの温かさや哀愁を感じさせる背景になっています。
『龍が如く』シリーズ🎮
人気ゲームシリーズ『龍が如く』では、夜の歓楽街(主に神室町)が舞台であり、スナックやバーでの会話、接客、ミニゲームが多数描写されます。中でも『龍が如く6』では、スナック「ガウディ」でママとの交流や、“king of snack”と称されたユニークな会話が楽しめます。また、
広島県尾道市をモデルにした架空の街 「尾道仁涯町(おのみちじんがいちょう)」では「スナック清美」を始め、昔ながらの小さな飲み屋や路地裏のスナック街が登場します。スナックはキャラクターの人間関係や夜の街のリアルさを演出する重要な舞台として機能しています。
『すずめの戸締まり』🎞️
新海誠監督によるアニメ映画『すずめの戸締まり』では、主人公・鈴芽が旅の途中で立ち寄る神戸のスナック「はぁばぁ」のママ、ルミさんが登場します。このスナックの舞台モデルになったのが、JR三ノ宮駅東口からすぐの 二宮商店街。また、作品内で登場する“九宮筋商店街”の立地イメージは、東山商店街と二宮商店街の両方がモデルとされています。
二宮商店街は、古き良き昭和の町並みが残る商店街で、シャッターが降りた店舗もあるものの、地元の人に今も愛される温かみのある空間です 。作品ファンにとって、聖地巡礼の場として人気を集めています。
まとめ:作品における“スナック”の役割と魅力
・日常の“温度”を描くリアルな舞台としてのスナック
『スナックバス江』では、北24条の場末スナックが読む人を肩ひじ張らずに迎える「日常の居場所」として機能。
・交流と人間ドラマを生む場としてのスナック『龍が如く』では、スナックがキャラクター間の関係構築や夜の街の空気感を演出する重要なシーンに。
・実在の場所をモデルに作品世界を紡ぐ手法『すずめの戸締まり』では、神戸・二宮商店街などを舞台モデルに、スナック「はぁばぁ」での母性や人情を描画。現実の風景とリンクさせることで作品世界に厚みを持たせています。
・ジャンル横断で共通する“スナック”の象徴性
ギャグ漫画、アクションゲーム、感動アニメ映画という異なるジャンルでも、スナックという場が共に「人とつながる、心安らぐ場所」として重要な役割を果たしています。
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