※本記事は【スナック横丁×カクヤス】タイアップ連載の第5回です。
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第4回では、若手社員が「入りづらそう」「常連ばかりなのでは」といった先入観を抱えながらスナックの扉を開き、そのギャップに驚いた体験をお届けしました。
思っていたより明るく、落ち着き、自然体でいられる空間だったこと。
ママのさりげない一言で場の空気がやわらぐこと。
今回のツアーでも、Z世代の参加者たちは同じように、不安と期待を胸に夜の扉を開きました。
先入観のその先にあった空気
「常連さんばかりで入りづらそう」
「昔のドラマの世界みたい」
最初はそんなイメージを持っていた参加者たち。
イメージとは裏腹に、そこにあったのは思っていたより自由な空気でした。
過ごし方を強制されることはなく、それぞれが自分のペースでいられる。
ある参加者は「自分たちの会話に自然と入ってきて、一つの輪になろうとしてくれる感じが印象的だった」と話します。
常連は閉じた存在ではなく、実は場を広げる存在なのです。

「何をすればいい?」が消えた夜
入る前は「何をしたらいいんだろう」と戸惑いもありました。
しかし席に着き、ママの問いかけや隣の人の相づちが重なるうちに、その緊張はほどけていきます。
「気づくと話し相手が増えたいつもの飲み会みたいだった」という参加者の声もありました。
特別な作法はなく、ただ会話を楽しみ、歌に拍手を送る。
その自然な流れの中で、気づけば場の一員になっている。

第3回で触れたように、ママは人と人の間にそっと橋を架ける存在。
その役割が、初めての夜をやわらかく支えていました。
距離感がつくる心地よさ
今回多く聞かれたのが“距離感”への安心でした。
「適度な距離感で心地よかった」
「思ったより家族ぐらいの規模なんだと思った」
大人数の宴会とは違い、顔が見える範囲で関係が育まれる空間。
近すぎず遠すぎないバランスが、無理のない会話を生み出します。
スナックは閉じた世界ではなく、関係性を少しずつ積み重ねる場所。
そのサイズ感が、デジタル世代にはむしろ新鮮に映ったのかもしれません。
見えてきた酒席の本質
体験後に残ったのは、「楽しかった」「また来たい」という率直な言葉でした。
印象に残っていたのは、どれだけ飲んだかではなく、誰とどんな時間を過ごしたか。
第1回でお伝えした通り、酒席の本質は“飲むこと”そのものではなく、“人が出会い、関係が生まれること”にあります。
スナックという空間には、その原点が今も自然な形で息づいていました。
形式や肩書きを超えて、素直に向き合える時間。そこに、これからの酒席文化のヒントがあるのかもしれません。

次回、最終回へ
“飲む”より“つながる”。
それは新しい価値観のようでいて、
実はスナックに昔から息づいてきたものでもあります。
次回予告
最終回、【スナック横丁×カクヤス】 これからの酒席文化へ――スナックが次世代につなぐもの
酒席文化の本質とは何か。
スナックに根づく世代を超えた交流の形。
そして、若者が主役になる新しい酒席の可能性について、改めて考えます。



