スナックは、オタクの聖地でもある——ジャンルも言葉も超えて、語れる場所。
「オタク」と聞くと、ひとりで静かに趣味を極めるイメージを持つ人も多いかもしれない。でも実は、スナックほどオタクが通いやすく、語りやすい場所もない。しかも、どんなジャンルでもOK。アニメでも、電車でも、プロレスでも、発酵食品でも。
話しているうちに「え、なにそれ!」「おもしろいね!」と誰かが乗ってくれる。そんなふうに、興味の垣根をすっと越えてしまえるのが、スナックの魅力だ。
1. どんなジャンルでも“語っていい”空気がある
スナックは、“みんなで話す”ことがメインの場所。とはいえ、内容はなんでもいい。むしろ、ちょっとマニアックな話のほうが場が盛り上がったりもする。たとえば、カウンターでポツリと「最近のアニメの展開が熱いんだよね」と言ってみる。最初は誰もピンとこなくても、「なにそれ?」とママが聞き返してくれる。
そこから話が膨らみ、気づけば隣の席の人が「昔のアニメなら俺も見てた!」と参加していたりする。スナックは、“みんなで話を広げていく”場所。だからこそ、どんなジャンルでも語る自由がある。その自由さが、オタクにとっては最高に居心地がいい。
2. 世代も言語も、気にしなくていい
スナックの常連たちは、年齢も職業もバラバラ。話しているうちに、世代の違いも気にならなくなっていく。むしろ、「その時代ってそんなだったの!?」と、お互いに興味を持ち合える。
それに、言語や文化の違いがあっても、スナックには“会話を楽しもうとする”空気がある。外国から来たお客さんが、カタコトで趣味を語っても、ママがやさしく聞き返し、周囲が笑ってうなずく。そこには、理解し合うではなく、“楽しみ合う”というスタンスがある。
だから、オタクであることを説明しすぎなくても大丈夫。伝わらなくても、なんとなく伝わる。伝わったら、もっと広がる。スナックには、そんな空気が流れている。
3. お酒についても、気づけば詳しくなっている
もうひとつ、スナックの良いところは、お酒のことも自然と学べるところ。「今日はどんな気分?」とママに聞かれて、「じゃあ、ちょっとスッキリめで」と答える。すると出てくるのが、季節のフルーツを使ったサワーだったり、香りが立つ焼酎のソーダ割りだったり。
それを飲みながら、ママが「このお酒は○○産でね〜」と教えてくれる。気づけば、「日本酒は冷より常温派かも」「泡盛って意外と飲みやすい」なんて自分が言っていたりする。
オタク気質の人は、“ハマると深掘りする”。お酒の世界も、その対象になり得るのだ。スナックは、そんなお酒オタク”への入口にもぴったりの場所。
まとめ:スナックは、ただの飲み屋ではない
そこには、語っていい空気、語りたくなる空気がある。そして、語り合うことで生まれる笑いや共感が、また行きたくなる理由になる。自分の好きなことを、否定されずに話せる場所。
それが、スナック。オタクにやさしいスナック。
きっと次の“推し”が待っているかもしれない。
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