数々のスナックツアーに参加された海外からのお客様から、「スナックとバーの違いって何?」とよく尋ねられることがよくあります。一見、どちらもお酒を飲む場所として似ているように見えますが、そこには空間のつくり方、人との関わり方、そして文化的な背景に大きな違いがあります。この記事では、そんな素朴な疑問に答えるべく、スナックとバーの違いをわかりやすく3つのポイントで整理してご紹介します。
接客スタイルの違い
バーではバーテンダーが主にカクテル作りに専念していることが多く、会話は必要最低限にとどまることもあります。もちろん、フレンドリーなバーテンダーもいますが、基本的にはお客さまが静かにお酒を楽しむ空間づくりを優先している場合が多いです。
一方で、スナックではママやスタッフが積極的に会話をリードし、お客様同士の橋渡しをしてくれることが特徴です。お酒を飲むだけでなく、「人と話すこと」そのものが楽しみのひとつ。常連さんも一見さんも、いつの間にか同じ空間で打ち解けている、そんなあたたかい雰囲気がスナックの魅力です。
料金体系とシステムの違い
バーは一般的にチャージ料やドリンク代が明確で、1杯ごとに注文していくスタイルが主流です。明細がわかりやすく、短時間だけ飲んで帰るというスタイルにも向いています。
対してスナックは、セット料金(時間制で飲み放題+おつまみ)+ボトルキープという独特のスタイルを採用していることが多く、初めての人にはわかりづらいと感じるかもしれません。ただ、その分ゆったりと腰を据えて過ごすことができ、何度か通ううちに自分のボトルが並ぶ“自分の居場所”のように感じられるようになります。
空間と雰囲気の違い
バーは洗練された空間づくりがされており、間接照明やBGM、インテリアなどが計算された“非日常”を感じられる場所として設計されています。そのため、少し背筋を伸ばして訪れるような、大人の社交場といった印象を持つ方も多いでしょう。
スナックは、むしろその逆。“日常の延長線”にあるような空間づくりがなされており、まるで親戚の家や友人の家に来たかのようなアットホームさが魅力です。畳の座敷があるスナックや、壁に演歌歌手のポスターが貼られているような、ちょっと昭和な香りがするお店もあり、それがまた心を和ませてくれます。
まとめ
- スナックは会話を楽しむ場所:ママや他のお客さんとの会話を通じて、人とのつながりを感じられるのが最大の魅力です。
- バーは静かに飲む場として最適:自分の世界に浸ったり、大切な人と静かに語り合いたい時にぴったりの場所です。
- 料金やシステムの違いも事前に知っておくと安心:バーは明朗会計、スナックはセット料金+ボトル制。初めてのスナックでは料金について事前に確認するのがオススメです。
- どちらも日本の夜を彩る文化:目的や気分に応じて使い分けることで、より深く夜の街を楽しめます。
スナックは、バーよりもカジュアルで、肩肘張らずに楽しめる場所です。お酒だけでなく、人とのふれあい、懐かしさ、安心感を味わえる空間――それがスナックです。旅先でふと立ち寄ってみたくなる、そんな“心のよりどころ”になるかもしれません。ぜひ一度、その扉を開けてみてください。
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