にぎやかに歌って笑う夜も楽しい。けれど、そんな時間を重ねた大人たちが、最近は“静かなスナック”に惹かれています。
マイクを回す代わりに、グラスを傾けながら語り合う──そんな落ち着いた夜の過ごし方を求める人が増えているのです。
もちろん、カラオケのあるスナックは今も健在で、あの一体感こそスナック文化の醍醐味。
でも一方で、「歌より会話を」「盛り上がりより余韻を」と感じる人たちが選び始めたのが、“カラオケなし”のスナックです。
では、静かな夜に人気が集まる理由とはなんでしょうか。
歌わないからこそ生まれる心地よさ
「スナックといえばカラオケ」。そんなイメージは根強いものの、最近はあえて“カラオケを置かない”スナックがじわじわと人気を集めています。では、歌を主役にしないお店がなぜ支持されるのでしょうか。
最大の理由はやはり「静けさ」です。お酒があまり飲めない人や、歌うのが苦手な人にとって、マイクを回されるプレッシャーは意外と大きなもの。けれど、カラオケがなければその気まずさから解放され、自然と会話が主役になります。友人と落ち着いて語り合うもよし、ママとしっとり話すもよし。静かなスナックは、誰にとっても居心地のよい場になりつつあるのです。
新しいスタイルのスナックが広がる理由
実際、東京や地方都市では「禁煙・カラオケなし・早めに閉店」といった新しいタイプのスナックが登場しています。仕事帰りに立ち寄っても翌日に響かず、健康的に過ごせる安心感も人気の理由です。
コロナ禍を経て「密」や「大声」を避けたいという意識が広まったことも、静かなスナックが注目されるきっかけになりました。大声で歌わなくても楽しめる空間は、若い世代にも受け入れやすく、今や幅広い客層を惹きつけています。
そして、歌がないからといって退屈になるわけではありません。ママが会話を盛り上げてくれるのはもちろん、料理やお酒に力を入れているお店も増えています。静かなBGMを背景に、こだわりのおつまみや一杯を味わえる。そんな時間を目当てに通う常連も少なくありません。ある意味で、スナックが“新しい小さなバー”として再評価されているとも言えるでしょう。
令和の夜に選べる多様な過ごし方
お店選びのコツは、紹介文や口コミに「カラオケなし」「静かに飲める」といった表記があるかをチェックすること。初めて訪れる人でも「歌わなくてもいいんだ」と安心できます。
そもそもスナックの魅力は「お酒と会話」で成り立っていました。昭和の時代にそこへカラオケが加わり、一大文化となりましたが、令和のいまは原点に立ち返りつつあります。
にぎやかに歌って盛り上がる夜も楽しい。けれど、ときには静かにグラスを傾け、会話をゆっくり味わう夜も悪くない。カラオケなしスナックの台頭は、そんな大人の過ごし方を叶えてくれる新しい選択肢なのです。
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