スナックと聞くと「日本ならではの夜の文化」というイメージがありますよね。でも実は、海外にもどこか似た雰囲気を持つ場所が存在します。もちろん全く同じ形ではありませんが、人と人が自然につながる“社交場”という点では共通する部分もあるのです。ここでは、日本のスナックの歴史と魅力、そして海外の似た文化を見比べてみましょう。
日本のスナックの歴史と変遷
スナックは、昭和30年代から40年代にかけて誕生しました。高度経済成長期、男性が利用するバーやクラブとは異なり、女性がママとして店を切り盛りする業態は新鮮で、家庭的な雰囲気を持つ社交場として広がっていきました。地方の温泉街や繁華街にまで浸透し、仕事帰りのサラリーマンや観光客が立ち寄る「憩いの場」として定着します。その後、バブル期には華やかさを増し、平成以降は数の減少傾向も見られますが、現在はノンアルコールドリンクや若い世代に向けた新しいスタイルも生まれ、時代に合わせて姿を変えながら息づいています。
海外にも似た文化はある?
スナックは日本独自の存在ですが、海外にも雰囲気が近い場所があります。
- アメリカ「カラオケバー」
アメリカでは、カラオケとお酒を同じ空間で楽しむ「カラオケバー」が人気です。例えば、ニューヨークの「Space Karaoke」では、VIPボトルパッケージやオープンバーサービスが提供され、最大200人まで収容可能なプライベートルームも完備されています。このような施設では、カラオケとお酒を同時に楽しむことができます。 - 韓国「ノレバン(노래방)」
韓国の「ノレバン」は、カラオケとお酒を同じ空間で楽しむ文化が根付いています。ソウルのホンデ地区などでは、ノレバンと呼ばれるカラオケルームが多く存在し、グループで歌いながらお酒を楽しむことができます。 - フィリピン「カラオケバー」
フィリピンでも、カラオケとお酒を同じ空間で楽しむ「カラオケバー」が一般的です。マニラの「Monkey MIC」や「Music Platinum Family KTV」などでは、家族や友人と一緒に歌いながら食事やお酒を楽しむことができます。
これらの国々では、カラオケとお酒を同じ空間で楽しむ文化が日本と共通しており、社交的な場として親しまれています。
歌と会話が共存する日本ならではの場
スナックに欠かせないのがカラオケです。誰かが歌い始めると自然に拍手が起き、知らない人同士が歌でつながることも。海外にもカラオケバーはありますが、ママを中心にした家庭的な空気と、歌を通じた一体感が同居するのはスナック独自の魅力です。
まとめ
日本のスナックは、昭和から続く歴史を背景に育まれた独自の社交文化です。海外にも似た雰囲気を持つ酒場は存在しますが、「ママが迎えてくれる小さな空間で、お酒と会話、そして歌を分かち合う」という要素が揃うのは日本ならでは。人と人が自然に近づけるあたたかさを持つスナックは、今も多くの人にとって憩いの場であり、これからは外国人旅行者にとっても新鮮で魅力的な体験となるでしょう。
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