横浜の一角に、あたたかい空気が流れるスナックがあります。その名は「つきあかり」。扉を開けると、ふわりと柔らかい光に包まれるような感覚がありました。カウンター越しに笑顔で迎えてくれるのは、このお店のママ。どこか懐かしく、ほっとする雰囲気に、取材のつもりが、ついつい話し込んでしまうような、そんな居心地の良さを感じました。
ママがこの「つきあかり」に込めた思いについて、こんな風に語ってくれました。
「月の灯りって、夜道をほんのり照らしてくれるでしょう?そんな風に、お客様の心にそっと寄り添えるお店にしたかったんです。」
その言葉通り、ここには初めての人でも自然と溶け込めるような温かさがあります。お酒を楽しむのはもちろん、誰かと話したい、ちょっと元気になりたい――そんなときに、ふらりと立ち寄りたくなる場所。それが「つきあかり」なのだと感じました。
大ママの故郷「青森」を大切に、そして新たな挑戦
「つきあかり」が誕生する前、たくさんの苦労を経験されたそうです。お店を開店する準備、慣れない環境、そして生活の不安。簡単に語れるものではない、それでも「その苦労があったからこそ今がある」と笑って話すママの姿が、とても印象的でした。
たくさんの人とのご縁に支えられながら、念願の1店舗目を同じ横浜市内にオープン。日本酒と真心溢れる料理を提供するお店で、青森の酒蔵を呼んだイベントも頻繁に行い地域密着型でお店を続けています。
更に、2024年10月23日には2号店「つきあかり」をオープン!1店舗目の温かい雰囲気はそのままに、地域にさらに根ざした新たな拠点として、着実に歩みを広げていらっしゃいます。すでにアジの会や寿司の会などイベントも積極的に行っております。
「2店舗目はまたゼロからのスタートで、本当に大変でした。でも、お客様の“応援してるよ”“ここがあると安心する”って言葉に、何度も励まされました。お客様とくだらないことを言い合うこともあるけど、皆さん本当に優しい方々ばかりです。」
そう話すママの表情は、どこか誇らしげで、そしてとてもやさしく見えました。お店づくりとは、ただの経営ではなく人との関係性を積み重ねること――そのことをママの言葉から改めて感じさせられました。
誰かと出会える、心のよりどころ
「つきあかり」は、ただお酒を飲むだけの場所ではありません。ママは「ここで出会った人同士が仲良くなって、いつの間にか常連さん同士で飲みに行ったりしてるんですよ」と、笑いながら話してくれました。誰かと話すことで、ふっと心が軽くなる瞬間。仕事帰りの一杯、特別な日の語らい、何気ない日常の中で生まれるぬくもり。お店には、そんな時間がゆったりと流れています。なんと言っても料理が最高に美味しい!
お通しだけでお酒が何杯も進むので胃袋を掴まれるお店です。日本酒やワインを中心に様々な銘柄を取り揃えており、特に友美ママは利酒師の資格を持っているので日本酒に関してはお任せあれ!
また、インスタグラム(@tsukiakari_yokohama)では、日々の出来事やイベント情報なども発信中。ママの人柄がにじみ出た投稿に、ファンも多いようです。(最近はLINE公式も始めました。是非フォローしてくださいね)
最後に、ママからのひとこと
「誰だって寂しくなる夜や、誰かに会いたくなる夜があると思います。そんな時に“つきあかり”を思い出してもらえたら嬉しいです。月の光のように、そっとあなたの心を照らせたら…。いつでも、ここ”つきあかり”でお待ちしております。」
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